「精神障害2級」S男53歳の旅立ち

精神障害2級の弟を持つアラカン姉のブログ

最も効果のあるダイエット

さて、S男を私が住むマンションの近くに引越しさせることはできないものか?
私は3000世帯ある大規模マンション街に住んでいる。道路を隔てるとすぐ隣の市なのだが、そこにも広大な団地があある。その内、半分ほどがUR賃貸になっている。なぜか以前から私はそこに興味があり、時々不動産情報を覗いていた。S男が生まれたのと大体同じくらいに建設された古い団地だが、無印良品とコラボしてリノベーションした部屋などもあり、住みようによってはステキな暮らし方ができそうに思った。

とはいえ、ローンも完済したマンションの一室を持っているから、別に自分でそこに引越そうと思っていたわけでもないのだが。どこかで縁を感じていたのだろうか?WEBサイトには、「1LDK」で2階といううってつけの物件が載っている。LDKは元々和室とDKをLDKにリフォームした部屋なので11.4畳と広々している。+4畳半の和室で十分な間取り。
そこで、一つ下の弟でS男にとっては兄になるK介に電話して、そのことを伝えたら、「もう部屋を押さえておいた方がいいんじゃないの?」

彼にURの営業所に電話してもらうと、タッチの差でその部屋が借りられてしまった。でも、営業所に出向き申告しておけば、空きが出たらすぐ連絡してもらえるというので、早速予約を取って出向いた。
それと同時に、一般の賃貸も検索した。その団地にほど近い路地に、団地の物件よりは面積は狭いが2Kで広いルーフバルコニー付きのマンションで賃料も手ごろな物件があった。早速不動産会社とやり取りを始めたが、なぜ住人と探している者が違うのか理由を聞かれる。障害者だと言うと、お断りしている、と。本当は法律違反なのだが、大家が貸したがらない、とのこと。
それは、S男の実家での暮らしぶりを見れば、私が大家だとしても貸したくはないと思う。
いつまで、自宅と実家を往復する生活が続くのかと暗い気持ちになったが、なんと登録した翌日に同じ条件の物件に空きが出たと連絡がきた。希望していた2階ではなく3階だったが、背に腹は代えられない。すぐにK男の名義で契約することとなった。本契約してから、部屋はそのままに引越しの準備などしようと思っていたら、「一週間後には住んでいないとダメ」と言われて、引越しは後回し、身一つで転居することになった。
もちろん、この間にも、私とK男は仕事をしつつ、相続手続きやら母の四十九日の準備やらに追われているわけだ。
9月24日が四十九日で、転居が26日だったのだから、その慌ただしさを想像して欲しい。一番こたえたのは「暑さ」。「今日は涼しくなっているだろう」と思って目覚めると30℃超え。これって何ダイエット?今までで一番効果があるのだが…